こんにちは!高垣です。
この記事を読んでいただきありがとうございます。
ネットや雑誌で恋愛相談を見ていると、不思議な悩みに出会うことがあります。
それは、
「愛されているはずなのに不安です」
という悩みです。
相手からLINEは毎日来る。
会いたいと言ってくれる。
優しく接してくれる。
好きとも言ってくれる。
相手はあなたにちゃんと向き合ってくれている。
それなのに安心できない。
むしろ相手のことが好きになればなるほど、不安が大きくなっていくことがあります。
本来なら愛されていることが分かれば安心できるはずです。
しかし現実にはそうならない人が少なくありません。
夫婦関係でも同じです。
一緒に生活している。
大きな問題もない。
それでもどこか不安が消えない。
では、なぜ人は愛されているのに不安になるのでしょうか。
その理由について考えてみたいと思います。
愛情があるから安心する。
そう思われがちです。
しかし人間は少し違います。
愛情が大きくなるほど、失いたくない気持ちも大きくなります。
だから愛情は安心だけでなく、不安も生み出してしまうのです。
愛されていても不安になる理由
先ほどでは、人は相手の気持ちを直接見ることができないという話をしました。
恋人でも夫婦でも、相手の心を直接見ることはできません。
私たちが見ているのは相手の行動や言葉だけです。
だから人は考え始めます。
返信が遅い。
それだけだったかもしれません。
しかし、
「嫌われたのではないか」
「他に好きな人がいるのではないか」
そんな想像が次々に浮かびます。
人の思いは強ければ強いほど、自分の中で膨らんでいきます。
最初は小さな不安だったものが、考え続けるうちに大きくなっていくのです。
だから人は、
「本当に好きなのだろうか」
「本当に大切に思ってくれているのだろうか」
と考え始めます。
相手の気持ちを知りたい。
理解されたい。
分かり合いたい。
そう思うのは自然なことです。
しかし人は、どれだけ愛し合っていても相手の心を完全に知ることはできません。
だから少しの沈黙や返信の遅れが気になります。
そして、
「もしかして気持ちが変わったのではないか」
という不安が生まれるのです。
理解されたいという願いが強いほど、理解できない部分に敏感になります。
愛情があるから不安になる。
そんな逆説的なことが人間関係では起こるのです。
不安の正体は未来にある
しかし実は、不安の原因は今の愛情ではないことが多いのです。
多くの人は、
「愛情が足りないから不安になる」
と思っています。
けれど本当の問題は別のところにあります。
それは未来です。
今日、好きと言ってくれた。
今日、優しくしてくれた。
今日、一緒にいてくれた。
それは事実です。
しかし人はそこで終わりません。
明日はどうだろう?
来月はどうだろう?
一年後はどうだろう?
そう考え始めます。
人は未来を保証できません。
どれだけ誠実な人でも、
「絶対に変わらない」
とは言えません。
だから不安になるのです。
恋愛の不安は、相手を疑っているというより、未来が見えないことへの不安なのかもしれません。
未来が分からない。
だから安心しきれない。
それが恋愛における不安の大きな正体です。
人は悪い未来を想像しやすい
恋愛でも夫婦関係でも同じことが起こります。
相手は優しい。
関係もうまくいっている。
特別な問題もない。
それでも突然、不安になることがあります。
人は未来を想像します。
そして残念なことに、人間は悪い未来を想像するのが得意です。
嫌われるかもしれない。
離れていくかもしれない。
失うかもしれない。
そんな想像が頭の中に浮かびます。
すると今ある愛情よりも、まだ起きていない未来への不安の方が大きく見えてしまいます。
私自身も、未来が見えないことへの不安を感じることがあります。
人は問題が起きた時よりも、問題が起きるかもしれないと想像した時の方が苦しくなることがあります。
実際には何も起きていません。
相手も変わっていません。
しかし想像だけで苦しくなることがあります。
人は現実だけで生きているわけではありません。
未来を想像しながら生きています。
だから未来を大切に思う人ほど、不安も感じやすくなるのです。
不安になるということは、それだけその関係を大切に思っているということでもあるのかもしれません。
愛されているのに不安になることは弱さではない
人は愛されたいと思っています。
しかし本当に求めているものは、安心なのかもしれません。
ところが未来は誰にも保証できません。
恋人も。
夫婦も。
家族も。
友人も。
未来を完全に約束することはできません。
だから愛されていても不安になります。
不安になることは、愛情が足りない証拠ではありません。
関係が壊れている証拠でもありません。
人が未来を生きている以上、ごく自然に生まれる感情なのです。
大切なのは、不安を感じないことではありません。
不安があることを前提に、それでも今ある愛情を見ることです。
未来を恐れるあまり、現在の幸せを見失ってしまうこともあります。
だから時には、
「今は愛されている」
という事実に目を向けることも必要なのかもしれません。
まとめ
愛されているのに不安になる。
それは決して弱さではありません。
未来を大切に思うからこそ生まれる、とても人間らしい感情です。
人は未来を保証できません。
だから不安になります。
しかし不安になることと、愛されていないことは同じではありません。
今ある愛情を見ること。
今ある関係を大切にすること。
そして不安があっても、それを否定しないこと。
それが安心へ向かう第一歩なのかもしれません。
恋愛の不安は、相手を疑う心というよりも、未来を大切に思う心から生まれることがあります。
だから不安そのものを悪者にする必要はありません。
不安を抱えながらも、今目の前にある関係を見ること。
今相手が示してくれている愛情を見ること。
その積み重ねが少しずつ安心につながっていくのではないでしょうか。
次回は、
「なぜ人は不安になると決めつけてしまうのか?」
について考えていきたいと思います。
