易経の最初の卦の乾為天の意味と恋愛の解釈


こんにちは!高垣です。
この記事を読んで頂きありがとうございます。
 
 

今日は「坤為地」の卦に関する解説です。
 
 

上りすぎた龍(乾為天)に、この卦の形を見ただけでも
全部が陽だという事がお分かりでしょうか?陽は、男性の
象徴ですね。易経ではこの卦を力あふれた龍に例えています。
 
 
この卦は

「上りすぎた龍は下るしかない」

ということを示しています。
 
 

「上りすぎた龍は下るしかない」英雄の哀しさ

 
 

位負けというところですね。ですから、この卦が出た時は万事に
焦ってはなりません。じっくりと時の来るのを待ちましょう。
またこの卦は大体男性の壮年期つまり上り詰めた年齢の意味が
ありますね。
 
 

だから社会的立場から言っても責任が重いし仕事も手一杯
やっていると年頃です。外での毎日はかなり緊張の連続です。
 
 
そのうえにくつろぐ抜げるはずの家庭に帰っても家族の生活の
責任を考えなければならないのが中年も男性としてのつら
さでしょう。
 
 

また緊張だけで実収入が伴わないところがこの卦の欠点です。
あなたが男性ならばをお気の毒ですが、浮気どころではない
でしょう。
 
 

まず仕事に精を出すことや、実際にもう忙しすぎてそれどころ
ではないかもしれません。
 
 

あなたが女性なら典型的な男性気質です。しかも忙しすぎて、
外ばかり飛び歩いて家庭に落ち着けない人です。この卦はまた、
「堅い」という意味があります。役所関係、法律関係、試験
などには大変良い卦です。
 
 

その昔、野球選手、田宮謙次郎(阪神タイガースの黄金期を
支えた強打者)ですが昭和30年阪神から毎日(現・千葉ロッテマリーンズ)に
移ってもまもないこととのことでした。そのころ田宮選手は
ひどく不調では周囲の人から心配されていたのでした。
 
 

私の先生の持っている占例のスクラップではこの問題を占った人は、
あるスポーツ記者の依頼で田宮謙次郎選手を占ったそうです。
するとこの乾為天の卦が出たそうです。
 
 
これは上りすぎた龍で、現在は緊張の極みだということです。
彼は前年度素晴らしい成績を残して移籍したばかりです。
精神が不安定だし周囲の人と馴染んでいない状態です。
 
 

「しばらく見ていて御覧なさい修理位に慣れるに従って
素晴らしい力を発揮できるのもまぢかです」
 
 
と占いをされた先生はお答えしたそうです。その後しばらく
して田宮選手はスランプから抜け出し好成績をあげたという
ことです。
 
 

こういうふうに相手の状況を良く知ることで、相手に適切な
アドバイスが与えられるというものだと思います。
 
 

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乾為天という卦の全体的な全体的なイメージとは?

 
 

ローマは、一日にしてならず。上の卦(ファクター)と下の卦(ファクター)が、
ともに「天」です。あなたが占う問題に、この「天」のイメージを展開させて
ください。
 
 

天のイメージとはどのようなものでしょうか?天は高くカラッと
澄みわたり俗世間のあかにまみれた人間の侵入を簡単には許さない
厳しい美しいというよりに崇高です。
 
 

正義のありどころとして人が振り仰ぎ、畏怖さえ感じている。青く
層層と拡がり手の届く距離ではありません。目的、人物(交渉の相手)
ともにかなり手ごわいと覚悟しなければなりません。人物としたら
かなり手ごわいです。
 
 

課長や部長クラス以上と断言してもいいくらいです。でなければ、
高齢な人物でしょう。人格も高潔な人です。ところが下卦、つまり
あなたの側の事情も同じく「乾」です。すなわち、「天」、宇宙の
元気、エネルギーではりつめています。
 
 

易占ではあなたのことも示されています

 
 

あなたは張りつめている感じです。”気”が高い圧力で固体の
ように堅く充満しきっています。その”気”はやる気かも
しれないし才能かもしれない、高い志かもしれないですね。
すごい爆発力を秘めているはずです。
 
 

上下全体としてみると下卦は天でその本来の場所に、上へ
昇ろうとしています。上卦も同じくより上に、昇ろうと
している。
 
 

言ってみれば下もロケット、上もロケットです。
多段式のロケットというカタチです。
 
 

昔の人はロケットなど知らないから(中国北宋ー西暦960年から
1226年ーの時代には”火箭”という名のロケットはありましたが
文王の時代にはさすがにない)このカタチ、運動原理を竜を
イメージしました。
 
 

 雲を呼び電光を発して天を指す竜ーその姿はロケットに似
ていなくもない。あなたは今素晴らしい飛翔力を秘めて、高い
目標に突進しようとしているのです。全体の状況としては、
そんなところです。
 
 
―しかし、アポロ計画を見ても分かるとおり、人間の大飛翔は、
一日で出来るものではありませんね。長い細心の準備がいる

「竜とても同じだ」

と昔の人今考えたらしいですね。
 
 

「(竜にイメージされる)天才、大人物もある日ひょんと出現はしない」

”竜も時(チャンス)ちゃん得なければミミズに劣る”

ということわざもあります。
 
 

この卦(占う問いに対する答え)は大きな飛翔のための小さな
一歩を大切にしろという教えでもあります。また飛翔の瞬間
までの秒読みのアナウンスでもあるということです。
 
 
それでは、以上で
易経の最初の卦の乾為天
についてのまとました。
 
 

最後まで、
読んでいただき
ありがとうございました。

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