こんにちは。高垣です。
昔の記事を読み返すと、私はフェルトなどでクリスマスオーナメントを手作りする話を書いていました。
ただ、作り方そのものはあまり詳しく書けていません。
今読み返して、むしろ気になったのは別の部分でした。
視点が違えば、考えることも全然違う。それに驚いています。
子どもと一緒に作れば楽しい。
クリスマスツリーを、自分たちの好きな色に染めていく。
その過程もクリスマスの楽しみではないか。
完成したオーナメントが市販品より綺麗かどうか。
そこだけを比べるなら、買った方が簡単かもしれません。
でも、自分で作った飾りには、別のものが残ります。
自分で作る楽しさというものも、上手い下手とは別にあります。
今回は、作り方そのものよりも、手作りする時間について考えてみます。
子どもとの時間は重要だなと痛感しています。
目次
上手に作ることを目標にしなくてもいい
手作りというと、どうしても見本のように綺麗に作ろうと考えます。
でも、家のクリスマスツリーに付ける飾りなら、それほど完璧である必要はないと思います。
丸が少し歪んでいる。
左右が揃っていない。
色の組み合わせが変わっている。
それでもいい。
むしろ、「今年この形を作った」ということが残ります。
子どもが作るなら、なおさらです。
むしろ、歪さがいいですね。
大人が全部修正して完成度を上げるより、その子が作った形がそのまま残っている方が、何年か後に見た時は面白いかもしれません。
歪みは、その時にしか生まれない
では、なぜ私は歪みを大切にするのでしょうか。
歪んでいないものは定型であり、同じようなものを作ることができます。
しかし、歪みというものは、その時にしか生まれません。
その歪みを生んだ張本人でさえ、二度とまったく同じものを作ることはできない。
そう考えると、歪みとは、その瞬間を切り取った写真のようなものなのかもしれません。
あなたの人生を切り取った写真を一枚ずつ重ねるように、家族の時間も少しずつ年輪を重ねていく。
手作りのオーナメントに残った歪みには、そんな意味もあるのではないでしょうか。
飾りを増やすと「自分たちのツリー」になる
クリスマスツリー自体は、どこの家でも似ています。
緑の木。
ライト。
星。
そこへ一つずつ飾りを付けていく。
その時に、家ごとの違いが出てきます。
赤を多くする。
金色を入れる。
子どもが作ったものを付ける。
昔買ったものを毎年使う。
新しいものを一つだけ増やす。
その家の色や、年を重ねることで、少しずつ「その家のクリスマスツリー」になっていきます。
子どもの作ったものを、拙くても使いたいと思います。
ストーリーができるから。
昔の記事で私は、
「自分たちの好みの色に染めていくその過程も、クリスマスの醍醐味」
と書いていました。
今読み返しても、これは残したいと思います。
毎年出す飾りには時間が残る
クリスマスオーナメントは、一度飾って終わるとは限りません。
毎年同じものを箱から出すことがあります。
「これは去年作った」
「これはもっと前からある」
そんな記憶も一緒に出てくるかもしれません。
記憶や思い出って、人にとって大切なものだと思います。
特別に高価な物でなくてもいい。
フェルトで作ったものでもいい。
少し形が崩れていてもいい。
物が残ることで、その時の時間まで思い出せる。
そう考えると、手作りオーナメントは装飾品というより、小さな記録にもなります。
クリスマス当日だけがクリスマスではなく、準備している時間から少しずつ始まっている。
歪さが、時の重なりを見せてくれることもあります。
昔の記事にあったその感覚を、私は今も残したいと思います。
記憶の積み重ねが人生であるという、その感覚です。
毎年同じ飾りを出すことは、時間を保存すること
毎年、同じ飾りを出すことが、なぜ時間を保存することになるのか。
そう疑問に思う方もいるかもしれません。
しかし、アルバムがそうであるように、切り取った時間をそこに集めておき、ときどき取り出して見ることで、私たちはその頃へ戻っていくことができます。
一枚の写真を入り口にして、その時の感覚まで思い出すことがある。
オーナメントも、それに少し似ているのではないでしょうか。
今年作ったオーナメントを、来年もう一度箱から取り出す。
その時には、それは単なる今年の飾りではなくなっています。
家族が増えた時に。
また、家族を思い出したい時に。
その切り取った時間を入り口にして、その時代へ戻ることができるのです。
まとめ|クリスマスは作っている時間から始まる
クリスマスって、現代の家族の中で特別な時間であることは確かだと思います。
クリスマスオーナメントは、買えば簡単に揃います。
綺麗なものもたくさんあります。
シンプルなものから、凝ったものまで。
だから、何でも手作りする必要はありません。
でも、一つくらい自分で作る。
子どもと一緒に時間を共有する。
毎年一つずつ増やす。
そういうクリスマスもいいと思います。
上手かどうかだけが価値ではない。
少し歪んでいても、
「これはあの年に作ったものだ」
と思い出せる。
クリスマスは当日だけではありません。
次のクリスマスも、そのクリスマスツリーを出すでしょう。
つまり、時間を重ねていくのです。
飾りを作り、ツリーを出し、一つずつ付けていく。
その準備の時間から、もうクリスマスは始まっている。
つまり、ゆっくり、子どもと共有した人生を重ねていっている。
そして、その時間を保存していっていることになるのでしょう。
むしろ歪みこそが、あなたの家族の個性かもしれません。
