こんにちは！高垣です。
この記事を読んで頂きありがとうございます。
今日は「天水訟」の卦に関する解説です。
「訟」とは、訴える、争う、裁判という意味です。
こういうときなどどんなに自分に理があると思っても、
あくまで自我自説を通そうとしてはいけません。
かえって相手を怒らせると不利な結果を招くことに
なります。また相手を攻めすぎてもいけないし争って
よいことはありません。
時機を間違えることが致命傷になる
一言でいえば時機が来ていないのです。機が熟していない。
天命、時運がまだ来ていませんから相手を窮地に追い込む
ような行動は思いとどまるべきです。
まえの「儒」は待機していることでしたが、
この「訟」はお互いに意見が完全に異なっても
おのおのの意見に共通点がないため和を求めら
れない時です。
例えば会社でも上役が自分の意見を聴いてくれないので
内心面白くない時にあたっています。
また、あなたが正しい理由を持って相手を訴えても
この訴訟はすぐに勝てるとは言えません。なぜなら
あなたは立場的に決め手となる大切な証拠が不十分
なのです。
離婚訴訟などでも例えばあなたが百万円要求したと
しても決して聞き入れられません。その三分の一の
三十万円でも貰えるならばそれで成功だということ
なのです。
この卦への対処法はどういうものでしょう？
それではこの卦が出た場合にはどうすればよいのでしょうか？
この時には自分の気持ちをまったく百八十度変えて
しまうことです。この時あなたの思いやりと温かい
気持ちで人と協調性のあるの態度が後にあなたを
成功に導きます。
この心がけを忘ないことが何より重要です。あなたが
この卦を得た時の対処法です。あなたは泥沼にはまり
込んで抜き差しならないことになるでしょう。
心すべきはあなたの運気が今衰えている事実を正視する
ことです。結婚にももちろんいい結果は生じません。
ただ、恋愛がかなり進行してしまっていた場合は困る
でしょう。
異性関係がかなり進行していてどうしても別れられない
ような場合にはだれか目上の人に相談して進退を決める
ほうがいいでしょう。そしてきっちり決断することです。
あなたが女性ならばこの卦を得た時は父親とあなたの
彼氏の人生観が違っていて、板挟みになることが多い
はずです。
この卦の基本的なニュアンスは判断する時に決して
忘れない様にして下さい。この卦の広い意味では、
特殊技能、例えばオペレーターなどという人、芸道の
師匠などそういう方面についている人には良い卦です。
男性は自分が主導権、責任を持って独立して行って
いくの職業、例えば弁護士とか外科医には良い卦なの
です。
現在は「個人情報保護法」などがありどうしても昔の
占例を、借りてひかざるを得ないので分かりにくいかも
知れませんが、昭和三十五年の話を引きます。
どんなヒーローも弱い人間、ピンチにどうふるまうかが大切です
こういう占例があります。昭和三十五年十月一日のことです。
ある週刊誌で読売ジャイアンツの監督、水原茂さん
（慶応大学卒業後、昭和十一年のプロ野球発足と同時に巨人に
入団しました。二十四年からは監督に就任しました。監督に
三十五年に退団した方です）
加えて説明するならば水原監督は名将といわれ三十五年に
退団するまでの十一年間で八回ものリーグ優勝を達成し
新人の長嶋と王発掘してON時代の築きました。
昭和五十五年に野球殿堂入りされています。
水原監督を占った時この卦がでました。「訟」は先に書いた
通り内部で意見の対立はある時に出る卦です。
「水原監督の主張が通らないようになっています。時運にも
立場的にも恵まれないときなのです。
また訴えに勝てないというのですからジャイアンツにこのまま
長く行ってられないということです。どうしても年度変わり
には他の球団に移ることになりますね」
と占った先生は、水原さんの監督現役当時に書かれたそうです。
翌年、つまり三十六年に彼は東映（現・北海道日本ハム
ファイターズ）に移りに移りそれによって南海
（現・福岡ダイエーホークス）と優勝を争うチームをつくりました。
それでは、以上で
天水訟、今が裁きの時、できるだけ何にでも気を使うことが必要
についてのまとました。
最後まで、
読んでいただき
ありがとうございました。
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