易の天山遯の卦の恋愛と結婚の解釈と意味


こんにちは!高垣です。
この記事を読んで頂きありがとうございます。
 
 

今日は「天山遯」の卦に関する解説です。
 
 

易の天山遯の卦の大まかな解釈

 
 

「遯」は逃れるという意味です。それはあたかも
さびれゆく町のようで運が衰えているといいます。
または立場に恵まれていない時にはどんなに正論を
吐いてもその正論は通らないのです。
 
 

遯竄(とんざん)という言葉があります。難しい
言葉ですが逃げ隠れるということです。この卦の
時には三十六計逃げるに如かずとばかり一時退いて
次の機会を待つべきですね。
 
 

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一つの事業や家庭でも衰退の気運が現れているとき
ですね。すべてのことが自分から遠ざかろうとするの
も時の勢いですからどうしても仕方のない時です。
見栄や外聞を気にしている場合ではありません。
 
 

すべてを早くに見切って収縮してなければならないです。
例えば経費のかかる大きな家を売り、小さな家をして
生活のバランスをとるべきです。夜逃げどころか首を
吊る一歩手前ということもあるでしょう。
 
 

易の天山遯の卦の結婚について解釈は

 
 

結婚は話がとりとめもなくまとまりません。仮に結婚した
ところで調和もとれるわけがありません。恋愛でも同じ
ことで性格的に合いません。どうしても女性の意見に
押しまくられる恐れがあります。
 
 

またそうでなくても相手は他のことを気を取られまた
辛く思います。しかしこの卦は例えば政治家では吉田茂氏
相撲では栃錦の様な方な功なり名を遂げた人には良い卦です。
また宗教家や隠居した老人になどにを受ける卦です。
 
 

また人々が衰運の時には遊び金で儲けるのは盛運となります。
だからこの卦も旅館、料亭、お客相手の商売では積極的に出て
儲かる時です。また映画、演劇、芸能面にも好調で曲などは
ミリオンヒット、音楽配信も売れますね。
 
 

易の天山遯の卦の解釈と占例

 
 

いつも引用させていただいている先生の天山遯の占例です。
 
 

三ヶ月ほど前の夕方、女性がみえた事があります。ある事件に
関連したため夫が行方不明になったということです。夫が
行方不明になったというのです。

「私の夫は果たして無事でいるかどうか」

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と尋ねるのでした。その時、出たのがこの卦、天山遯でした。
 
 

これは現在世間から逃避行の姿です。何か金銭面にも義理を
欠き、世間にも顔出しできない状態のようです。私は

「ご主人は当分帰ってこられないでしょう。自分の犯した罪の
償いが片付けば返ってこられるかもかも知れません」

と申しました。
 
 

まだこの結果を聞いておりませんが、おそらくまだ逃避行は
続いているのではないかと思われます。
 
 

天山遯という卦は 孫子、呉子、ナポレオンには楠流で
対応が吉です。千計万策逃げるに如かずとしっぽを丸めて
逃げの一手が最良という解釈ですね。
 
 

「遯」は遁走であり逃げるのこと、ともかくドロンを
決め込んで吉です。ここで変わらず頑張るばかりが
人間の能はないでしょう。
 
 

人生、時には「まわれ右する」も必要です。この卦を出た時は
占った問題からを手を引くことです。人生そのものとか本年の
運勢の占ってこの強でた時はまさかこの人生降りちゃうわけ
にはいかないですね。
 
 

けれども当面の大問題から身を引くないしは何事も
降り加減にする。引越しなど都市から市の中心に
行くより、むしろ郊外、田舎、地方へ下る方が良い
でしょう。
 
 

一般に判断は凶です。いいのはあなたが悪党で持ち
逃げしようなんての時だけです。そんな時は逃げ
おおせます。
 
 

もう一つ深くそれを考えると人間は「遯」を心得な
ければならない老荘流に言うと「壺中の天」という
べきものだと読んだことがあります。
 
 

昔、費長房という人が薬売りの爺さんに頼んで
その壺の中に案内してもらったところ金殿玉楼
が立ち並んでいて非常な歓待を受けたといいます。
 
 

つまり、俗世間の生活をしながら他人の知らない
別世界を持つことを壺中の天ということです。
人間、誰しも絵を書いたり盆栽をいじったり
それぞれ何か壺中の天を持っております。
 
 

その中で一番良いのはやはり読書、思索ですね。人間には
とにかく「遯」が必要だということです。これのできない
人間は固まってしまう、自分を殺してしまうということに
なりかねません。
 
 

それでは、以上で
易の天山遯の卦の恋愛と結婚の解釈と意味 
についてのまとました。
 
 

最後まで、
読んでいただき
ありがとうございました。

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